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日本音楽コンクール・作曲部門の審査方法大改革についてー毎日新聞社の黒い癒着

mainichi-sakkyoku

日本音コン作曲部門から「演奏審査」をなくすという。
昨日この記事が出て、現代作曲家、またその演奏者の間で大炎上した。
この「大改革」によって損なわれるものは多すぎるし、賞を目指す若手作曲家にとってのメリットは全く無い。
問題点は、僕が思うところで3つある。

1.音楽=“譜面”なのか?
2.審査のさらなる密室化
3.3万5千円という審査料の割に合わない


1.音楽=“譜面”なのか?

①「純粋な譜面審査」??
記事のタイトルに「純粋な譜面審査に」とある。
いかにも言葉を選んで、聞こえを良くしたような言い回し。
果たして「譜面審査」は「純粋」なのか?
音楽と言うのは「譜面」じゃない、“音”による芸術だ。
これじゃあただのお絵描き大会(譜づらのいい人が合格する)になってしまう。
ベートーヴェンは汚い譜面から美しい音楽を紡ぎ出した。音楽のコンクールは決して“譜面重視”で行われるべきではない。

②審査員の読譜能力
そして、審査員全員が、果たして楽譜から新鮮な“音”を的確に読み取れるほどの読譜力を持っているのか?
譜面審査と演奏審査で順位が大きく変わる、という事例はよくあることだ。
となると、譜面から全ての音を想像するのはいかにプロの審査員といえども難しいということではないのか?
そもそも、新しい音を目指す作曲家たちの譜面。その誰も今まで聴いたことの無い音を、譜面から鮮明に読み取れる人ってどれくらいいるんだろう?

③演奏の善し悪し?
「これまで、ある応募作品に譜面審査で低い評価をした審査員が、当該曲が本選で演奏された際の審査では高い点数を付け(その逆もある)、評価点数に予選と本選で極端な違いの生じることがあった。それは、演奏という行為が加わることによる変化である。」
この記事の著者はそう書いている。演奏の善し悪しによって左右されるというのである。
なるほど一理はある。
しかし、作曲をする側は、その曲を“机上の空論”で書いてはいけないわけで、そこには常に“演奏者を想う”心が含まれている。
極端な話、この「大改革」は、実際に演奏できないような曲がどんどん上位に行ってしまう可能性がある。
演奏者不在の音楽、音に出来ない音楽、の肯定である。


2.審査のさらなる密室化
①音楽業界の“政治”
音楽業界、特に“コンクール”は多くの“政治”が渦巻く。
コンクールの審査員が発表されると、一部の候補者はいち早く“お参り”をする。
審査員に楽譜をみせにいき、良い点をつけてもらうよう画策するのである。
そして一部の審査員は学閥を考えたり、自分の弟子をあからさまに贔屓する。
これはもはや音楽業界では常識。
これまで、公開演奏審査にすることによって、少しでもその不公平を和らげることが出来た。
演奏審査が無くなり、審査が一般の人の耳に届かなくなったこの「大改革」は、そういう一部の悪い審査員たちには非常に都合が良い。
そして、それを唱えた犯人は一体誰だろうか??

②この記事を書いた人物=黒幕の正体
その答えの一つが、この記事を書いた人物にある。
“梅津時比古”である。
彼は以前に、宮沢賢治の音世界の記事で取り上げた人物であるが、この人、今はとある私立大学の学長だ。
とある私立大学といえば、コンクールの主催者である毎日新聞社との癒着が近年あからさまだ。
その大学理事長に毎日新聞社の重役を迎え、学内で日本音コン審査員を呼んだコンクールなども行っている。
こうした事実が、やたら審査員にその大学の先生を起用したり、やたらその大学の出身者や学生が通るようになった裏にはある。
これが“毎日新聞社”という偏向報道に徹した悪い新聞ととある私立大学との黒い癒着である。
記事の著者が梅津氏だということは、ついさっき気付いたが、全ての合点がいった。

もちろん、以上の私立大学の学生全て、贔屓によって通ったわけではないと思う。
しかし、まああからさまにそんなことやってたら、そう思われても仕方ないよねって話。
本当に能力がある学生たちのためにも、そういう黒い癒着は断ち切ってほしい。


3.3万5千円という審査料の割に合わない
コンクールを受けるのに、若手作曲家は3万5千円という大金を支払う。
そのお金は、なけなしのお金で必死に夢を追っている若者には痛いお金。
しかし受かれば、プロのオーケストラが演奏してくれる、という期待を背負って、今まで払っていただろう。
他の部門は依然公開演奏審査があるが、3万5千円払って、演奏もされないってなんやねん。
審査料3万5千円だけじゃない。
応募要項は800円で買わされ、譜面を返してもらうには着払いである。
このコンクールの運営には、毎日偏向新聞だけでなく、われわれから受信料をむしり取って社員が遊びほうける、あのNHKがいる。
なぜそんなにお金を取られるのか??

ちなみに、他のコンクールの審査料を見てみよう。
芥川作曲賞は無料、武満作曲賞も無料、朝日作曲賞(吹奏楽)5000円。
もちろん全て演奏審査ありだ。譜面も向こう持ちで郵送してくれるし、応募要項を買わされることも無い。

夢のある若者の敵ではないか。
毎日新聞社は新聞には聞こえの良いことを書いて、若者を苦しめる一番の原因である。


以上3つの問題点を並べたが、どうやら「大改革」の一番の理由は「採算が取れないから」らしい。
なら記事でそう書けば良かったじゃないか。なぜ無理矢理正当化するような違和感のある文章を梅津氏を使って書かせたのか・・・。

本日は少しディープな内容だが、コンクールの闇について書きました。

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プロフィール

ボリス

Author:ボリス
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趣味:音楽鑑賞、読書、ツーリング、心霊スポットめぐり
好きな音楽:ベートーヴェン、マーラー、シベリウス、ヴォーン・ウィリアムズ、谷山浩子、マイク・オールドフィールド など


一応作曲家です。
まだまだ先は長いですね。まるで樹海を彷徨っているようです。
ようこそ、僕の森へ。

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