The Enid(エニド) アルバムレビュー①

新参者ファンですが・・・。

最近、エニドというバンドにハマっている。
ジャンルとしてはプログレとかシンフォニック・ロックとか呼ばれているもので、70年代から現在に至るまで精力的に活動を続けている。
狂信的なファンが根強くいることでも有名なバンドらしい。
昨年は日本でもライブがあり、なんかモー娘。の人も聴きにきてたとか。

その作風は、従来のプログレの基本的な特徴をもちつつ、それよりもさらにクラシックに近いもので、
もっと言えば、19世紀末の音楽を彷彿とさせる。

このバンドの作曲とキーボードを担当する、中心的な存在ゴドフリー氏が大のマーラー好きらしく、ものすごく影響を受けているのがわかる。
アルバム内、時にアルバムの枠を超えて同じモチーフを意図的に使ったり、長大な曲が多いのは、プログレの特徴を継承したというよりは、マーラーの影響が大きいように思えるし、音楽自体マーラーそのもののようなものが多い。
こういったスタイルは、時に「クラシックの真似事」というような批判をされることもあるが、むしろクラシックのイディオムで、それもバリバリ後期ロマン派の語法を使ってロックをやると言うのは、新しくプログレッシブな試みだと言える。

さて、これから何度かに分けて、そのスタンダードなアルバム13枚(再録、ベスト盤、ライブ盤など省く)をすべてレビューしたい。
その上で、10点満点の評価をしたいが、この中で相対的に低い点数になったアルバムも、この世の音楽すべてから見ればかなり上位にあると言って良い。

自分が思いついた順にレビューしていく。
第1回目の今回は、この前置きが長くなったので、1番最初に買って、一番のお気に入りの傑作、
2nd「Aerie Faerie Nonsense(エアリー・フェアリー・ナンセンス)」についてのみレビューしたい。

Aerie Faerie Nonsense

この「Aerie Faerie Nonsense(エアリー・フェアリー・ナンセンス)」は、
エニドの2番目のアルバムにして、最高傑作と名高い作品である。
6曲からなり、そのすべてが名曲だと思う。
それと同時に、モチーフの共有によって、アルバムを通して一つの作品と見ることができる。

1曲目の「Prelude」と2曲目「Mayday Galliard」は繋がっており、「Prelude」の冒頭の倍音列による音型は、4曲目でも顔を出す。
本編の2曲目は、3拍子の舞曲で、実は最初聴いた時、「なんだこのダサい曲は」と思ってしまった。何せ音色がヤマハ音楽教室などのエレクトーン合奏を思わせ、なんかムズムズとしてしまったのだ。
でもよくよく聴いてみると、実は和声的にもいろいろな工夫が見られ、爽やかな傑作だと思うようになった。

3曲目「Ondine」は、懐かしい感じのする、印象派風の美しい曲。
非常に幻想的で、題名の通り、夜の水の上を、水の精がゆらゆらと踊っているような雰囲気。

4曲目「Childe Roland」は、このアルバム中最もロックな激しい曲。ゲーム音楽好きは、この曲は好きだろうと思う。
僕も、最初この曲を聴いて、エニドに興味を持った。
途中に出てくるバスラインの旋律は、5曲目にも顏を出す。

5曲目から、レコードだとB面、ということになるだろう。
この5〜6曲目は「Fand」という一つの曲になっていて、これがこのバンド屈指の名作として知られている。
トラック5にあたる「1st movement」は、このアルバム中最も長い曲。
大きく3部分くらいに分けられるように思う。
1部分目は序章とも言える部分で、1曲目の「Prelude」を思わせるような抽象的な感じで始まり、やがて、1stアルバムの「Falling Tower / 崩れゆく塔」という曲に出てくるギターのリフに乗って、哀愁漂うメロディーが演奏される。
2部分目は主部で、もっとも主要な主題が、あらゆる対旋律を伴って現れる。その対旋律の中には、「崩れゆく塔」のリフや、前述した4曲目「Childe Roland」で予見された旋律も含まれる。
3部分目は、1部分目を盛り上げたような壮大なコーダ。

最後を飾る「Fand - 2nd movement」は、恐らくこのアルバム中最も傑作と言われている、締めくくりに相応しい音楽。
マーラーのアダージェットや、3番のフィナーレを思わせる幅の広い壮大な音楽で、このスタイルは今後のエニドのアルバムにも、ほぼ全編にわたって顏を出す(特に、フィナーレの曲として)。
恐らく多くの人が「エニド」に抱いている印象、そして求めているのは、このタイプの楽曲なのではないかと思う。

最後に、このアルバムに点数をつけるとすれば、
当然、10点満点だろう。

チラシ画廊

とても久しぶりに更新します。

今日は、僕が描いた、演奏会チラシの原画を公開します。

michisora

まずはこれ。
第1回雑司ヶ谷楽友会演奏会のポスター画です。
何を描いたのかは自分でもよくわかりません。

neko

次に第2回雑司ヶ谷楽友会演奏会のチラシの原画です。
これは猫です。

ringo

次にこれです。
「林檎の教典」というコンサートで使ったものです。

久々に記事を書きました。長い間あけてしまいすいません。



Mike Oldfieldについて

Mike Oldfield(マイク・オールドフィールド)をご存知だろうか?
誰それ??という人も多いだろうけど、曲を聴けば誰でもわかります。

まず、Moonlight Shadow。
これは、かなりいろいろな人がカバーしてる名曲中の名曲で、ものすごく美しい楽曲です。
涙が出ます。

それからもう一つ、誰もが知る曲、「Tubular Bells」があります。
これが彼のデビュー曲となるわけです。
この楽曲は、ミニマルミュージックとしても名高い一曲ですが、題名だけ聞いてもピンと来ない人が多いでしょう。
でも、誰もが一度は耳にしたことがあります。
エクソシストのテーマとして使われたあの曲です。
実際にはPart 1 2含め、50分くらいの長大な曲です。
皆さんが知ってるのは、そのPart 1の導入部ですが、そここそ不気味ですが、このテーマを展開させて非常に牧歌的で美しい音楽世界を作っています。
最初の導入部を緻密に、対位法的に扱ったり、変形させたりして、見事な構築的音楽を紡ぎあげています。
一度全部聴いてみるといいでしょう。

チューブラーベルズ

彼が、Tubular Bellsの1年後世に出したのが、これまた大作の「Hergest Ridge」。
彼の住んでいたところの近くにある山の名前だそうです。
この楽曲は、前作に比べると印象に残らないものですが、のどかで美しい楽曲です。ベートーヴェンの交響曲で言えば、田園交響曲のようなものでしょうか?
前作よりPart間の繋がりが強く、同じテーマを表情を変えて出しています。
CDのジャケットのせいもあり、なんだかエメラルドグリーンな印象です。


初期3部作といわれる大曲の最後の作品が、私が最高傑作だと思っている、「Ommadawn」。
この曲については別途、詳しく分析して載せます。
実は一度書いていたのですが、腹の立つことに、FC2ブログ側の不具合のせいで消えました。
オールドフィールドの曲は、こういうことを言うとファンの人は怒るかも知れないのですが、無駄な部分も多いものが多いのです。
長いけれど、ここいらなくない?て部分も大いにある。
でも、この「Ommadawn」に関してはそう言う部分が一切無く、すべてが関係し合って必然的に存在しています。
対位法的にも非常に緻密で、彼特有のミニマル感が抜けている替わりに、洗練されて計算され尽くした最高の状態がそこに見受けられます。
この楽曲一つ取り出すだけでも彼がいかに天才かがわかります。


先ほど、初期3部作と申しましたが、実は初期のスタイルの集大成として書かれたアルバムがもう一つあります。
本当は4部作と呼ぶべきでしょうが、前作から2年間くらい期間が空いていたため、世間ではそう言うのですが、スタイル的にはこの作品は、初期を締めくくるものです。
「Incantations」、日本語では呪文という意味だそうです。
僕が最も好きな曲です。全体を通して、70分ある大作です。
これに関しても、別途書きたいですが、Part 1〜4まであり、まるで交響曲のようで、しかも、2にゆったりした楽章がきて、3にスケルツォのように舞踏の楽章がくるところも、それを意識したのだと思います。


これ以降はまた次の記事に回します。

群馬

先日群馬に行ってきた。
富岡に元々東京音大だったお友達がいて、その仲良かった仲間たちで行ってきた。
サファリパークに行ったり、バーベキューしたりした。
楽しかった。
また行きたいです!!

詳しくはこちら

http://spring2327.blog.fc2.com/blog-entry-528.html

Mr.bungle 『DISCO VOLANTE』

DISCO VOLANTE

購入した。
Mr.bungleの『DISCO VOLANTE』を購入。このアルバムは2ndなんだけど、どのアルバムよりも過激で前衛的。
このグループは“mixyure rock”と言われるジャンルで、あらゆるジャンルの音楽をごちゃ混ぜにしたロック。
デスメタルやダンスミュージック、ノイズを中心にあらゆる民族音楽、クラシック、ポピュラーの要素が取り入れられてるが、大体紹介“狂気”という言葉と結び付けられてる。
シュニトケとか好きな人は好きかも知れない。

3rd.は、完成度がかなり高いんだけど、この2nd.ほどの前衛性と勢いは無いかな。

プロフィール

はじめ様

Author:はじめ様
血液型:O型
趣味:音楽鑑賞、読書、ツーリング、心霊スポットめぐり
好きな作曲家:ベートーヴェン、マーラーなど


一応作曲家です。
まだまだ先は長いですね。まるで樹海を彷徨っているようです。
ようこそ、僕の森へ。

カレンダー

01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -

アクセス数

検索フォーム

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ

樹海へ

上の各種バナーをクリックしてね!

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR